中和処理とは
偏ったpHの排水は反応槽で汚濁成分を取り除く際に中和処理を同時に行い、放流可能な中性にします。
重金属処理等での中和処理は極めて大事なプロセスとなっています。
弊社設置の施設におけるpH参考値
| 中和処理前pH | 中和処理後pH | |
|---|---|---|
| 施設A | 2~5 | 6~8 |
| 施設B | 10~12 | 6~8 |
PCS式中和処理装置
汚濁成分を凝集させる際に中和処理も行う方式や脱水処理直前に中和処理を行 う方式など、排水の性質や規模、システムに合わせて最適な方式で設置可能です。
また、全ての方式で自動化されており維持管理を楽なものとしています。
PCS式中和処理装置では、極端な偏りを持っている工業廃水(製薬排水等)に対して極めて簡易な調整装置となっています。また、洗濯排水の中和処理や水産加工廃水等の等電点処理(蛋白凝集)などを円滑に行えます。

脱水処理直前に中和処理を行っている反応槽(左)凝集剤、中和剤を自動で溶解している装置(右)
弊社のファーム・ビーコン・マネージャーなどの制御機器を使うことが可能です。使用した場合、流量やpH、酸化還元電位(ORP)、電導度などを同時に制御・記録・保存が可能となっています。

加圧浮上処理と中和処理(左)実験室排水の中和処理装置(右)

農産加工排水の中和処理(左)イカ加工排水の中和処理(右)

ゴミ処理排水の中和処理および重金属処理
